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: mcolond

【ミコロンド】 読めたって、読めなくたって、おなじこと。

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星のカービィトリプルデラックスを遊んで

2014.02.24 (Mon)
更新ペースが速いということは、それだけヒマだということです。
3DS『星のカービィトリプルデラックス』をクリアしました。

◆公式サイト(任天堂)

意外にも3DSとしては初のカービィ。
『星のカービィWii』をベースにし製作されたであろう完全新作ですな。
これの感想を書いてみたいと思います。
ストーリー面でのネタバレは避けますが、ギミックには多少触れるので
そういったものに敏感な方は読むのを避けるのが吉でっせ。

■トリプルデラックス
タイトルに冠している『トリプルデラックス』とは。
シリーズ屈指の人気を誇る『スーパーデラックス』の韻をふみつつ
ニンテンドー3DSの立体視を存分に活かした作品であることから
トリプル(3)デラックス(D)=3D!ということになっている。
とはいえ、『マリオ64』のような3Dアクションゲームではなく
シリーズ伝統の、オーソドックスな横スクロールアクションゲームです。

■とにかく3D
さて、中身のほうはというと、タイトルに恥じない3D具合。
立体視の度合がすごい!画面からとびだしてくるようだ!とか、
凝ったカメラワークが秀逸だ!といった演出面の話だけではなくて
ステージギミックや敵キャラが手前から奥に、奥から手前にと
常に前後の奥行きを意識しながらのプレイが必要になるって意味での3D。

基本的にステージは手前軸と奥軸の2層以上の構造になっていて、
カービィ自身も行ったり来たりを繰り返しながら先へ進んでいきます。
こういうギミックは過去にも『ペーパーマリオRPG』や
『ドンキーコングリターンズ』なんかでもあったネタですが、
すべてのステージが複数の層で構成されていて、
攻略や探索に綿密に絡むようなものは、少なくともオレは他に見たことない。

■ビッグバンすいこみ
特定のステージでのみ使用することのできる能力。その名もビッグバン。
通常では吸い込めないような巨大な敵やオブジェクトをガンガン吸い込み蹴散らす
なんともダイナミックでスペシャルな能力です。
『カービィWii』における『スーパー能力』に近いイメージですが
こちらのほうが自由度が高く、能力を生かしたギミックも豊富でおもしろいです。
どこがどうビッグバンなのかは謎ですが…。宇宙関係ないし…。爆発もしないし…。

■ボス戦が秀逸
ボス戦での3Dの使い方はどれもこれも、おみごと。
たとえば、3Dシューティングのように奥から飛んでくる弾を避けるというものから、
フィールド全体攻撃を回避するために奥のフィールドへ移動するなんてものも。
特に好きなのは絵画を操って攻撃を仕掛けてくる『ペインシア』。
ペラペラの2D絵と実体化する3Dの絵を瞬間的に見極めるアイデアは
立体視の使い方として非常におもしろいものでした。簡単だけどね。

また、1つのボス戦ごとにアイデアがぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、
1キャラあたりの攻撃パターンが非常に豊富です。
レベル1のボスでさえも、体力が一定値まで減ると攻撃パターンが
大きく変化するので、どいつもこいつも楽しませてくれます。
そのぶんボスの体力が多めになっており、やや長期戦になりがちですが
個人的にはボスがあっさりしすぎるよりはずっといいと思います。

■本作の難易度
ハッキリ言ってしまえば、いつもどおりカンタンです。
ただでさえ回復アイテムが頻繁に置かれている上に
本作では1つ回復アイテムをキープしておきいつでも使用することができます。
つまり、ボス戦中にだって回復できちゃうってことになるわけ。
まあ、カービィにそういった難易度を求めている人は少ないと思うので
大きな問題ではないでしょう。むしろ、初心者でも楽しめるのが大事。
そういう意味では、アクションゲームの入門編としては相変わらず抜かりない。

ただ、ちょっと不満なのがステージの探索要素である『サンストーン』。
ステージのどこかに隠されているサンストーンをすべて見つけるというのが、
ややゲーマー向きのやりこみ要素のひとつではあるものの、
かなりあっさりと見つかってしまうのでちょっと肩透かし。
「へへへ、こういうイヤらしいところに隠してんだろ?」などと
いろいろやってみても見つからず、その後いとも容易く見つけてしまうパターンばかり。
サンストーンをすべて集めてもそれほど大きなごほうびがあるわけでもないので
ここにはもうちょっとだけ達成感を持たせてもよかったんじゃないかなー。

■過去作へのオマージュ
本作、なぜかやたらと過去作へのオマージュが多いです。
ステージ内に初代のグラフィックを使用したり、
BGMも過去作のアレンジがかなり目立っていた印象。
やりこみ要素のひとつである『キーホルダー』に関しては
もはや過去作オマージュ以外の要素が見当たりません。

25周年記念の記念作品というのであれば分かるんですが
そういうわけでもなさそうなのでなんだかしっくりこない…。
いや、オレ自身レトロゲームが好きですし、
古臭いドット絵を見るとワクワクしちゃうタチなんですが、
本作でやっているオマージュは「なぜ?」という疑問がぬぐえない。

そういう意味では集める対象が『キーホルダー』なのも疑問。
「ドット絵のモチーフを収集する」という条件で
キーホルダーを選んだというのは、もちろん分かるのだけど…。
そもそもキーホルダーは鍵をつなぎとめる道具であって
集めるためのものではないという部分も引っかかってる要因のひとつ。
たとえば『鍵』がテーマの作品であれば、しっくりくるんだけどなぁ。
そんなこと気にするなんて細かいヤツだ、と思われるかもしれないけど、
骨太なコンセプトからすべての枝葉を伸ばすのが重要なのだと思います。

フィギュア同士が戦う世界観でフィギュアを集める『スマブラ』は
よーく考えられている設定だと改めて感じますな。いやはや。いやはや。


■手の込んだ演出
ステージに登場するギミックは、どれもこれも本当にしっかり作られている。
正直ちょっと引くくらい、そんなことまでやるんだ…と。
プレイヤーからしてみればこれは手放しで褒めていいところだと思います。
「わー、すごいすごい!おもしろーい!」でOK。「さすがハル研でござる!」でもOK。

ただ、個人的な感想は「ここまでやらなきゃダメなのか?」でした。
先へ進むための道が出現するだけの演出に、
ここ1箇所でしか使わない専用のデモがたくさん用意されている。
実際これは褒めるべき点でもあり、疑問に思うべき点でもあります。
もちろんバリエーションが多いに越したことはないのだけど、
本作の場合はそれがゲームとしてのおもしろさに貢献していないことが多いです。

ちょっと興味深いところで、おなじく任天堂の横スクロールアクションである
WiiUの『ドンキーコングトロピカルフリーズ』を遊んでみたんですよ、最近。
こちらもまたステージ専用ギミックが多くて異常な作りこみなんですが
カービィとは逆に、ゲームのおもしろさにダイレクトに関わってくるものが多いんですな。
ステージを進んでいくと、ズガッと想定外のギミックが割り込んできて、
「え、ちょっ、ちょっと、そんなこと聞いてない!」という具合ですわ。

これ、ドンキーの方はプレイヤブルに影響を与えるものが多いんですね。
で、プレイヤーは基本的にそれを想定していないものだから、
とどのつまり、比較的、そのまま難しさに直結しやすい。

でも同じことを初心者向けのカービィでやりすぎてしまうと
ついていけなくなってしまう人が出てくる恐れもあるし
ボタンひとつで吸い込むだけで、演出的にすごいことが起こる!ってのは、
それはそれで求められているものなのかもしれないなぁ。…どうなんでしょ?
作れば作るほどコストはかさむわけですから、費用対効果を考えちまいます。

■コピー能力の説明文
前ほど狙いにいってスベってる感じはなくなりましたが、
無難にスベってる箇所が多くて、相変わらずいまひとつ。
ゲームのシステム系テキストって、さじ加減が難しいんだよね。
世界観に寄りすぎても引きすぎてもダメだし、
押さえる部分はしっかりと押さえて、噛み砕き、隙あらばネタを仕込む。
桜井ディレクションのカービィは非常に優れたテキストでした。
ま、あれを意識しすぎると多くの人はスベるんですけどね。

あと、2画面あるんだからいい加減コマンド表を下に出しっぱなしで
ゲームをしたいと思うのはオレだけなのでしょうか?
能力の数が多くて、もう操作が覚えきれませんわ。

■サブゲーム
『カービィファイターズ!』『大王のデデデでデン!』の2つが初期開示。
どちらもサラッと遊んでみましたが、正直いまひとつ…。
特に『カービィファイターズ』は4人乱闘型アクションで、
パッと見た感じはモロに『スマブラ』まんまなのに、
遊んでみると、どうにもこうにもものたりない!
『スマブラ』はなぜ気持ちよく、おもしろいのかがよーく分かります。

■カービィとしてのクオリティは高いが…
3Dをふんだんに生かしたステージ構成や、
ハデな演出、手前と奥を使ったボスのアクションなど、
3DSのカービィとしては高いクオリティでまとまっています。

ただ、前述のように「なぜそうなっているのか?」が
しっかりと考えられていないような部分がちらほらあるのが残念。
なぜ『ビッグバンすいこみ』なのか?なぜ『キーホルダー集め』なのか?
なぜ過去作へのオマージュがやたらめったらに多いのか?
やはり、どうにもしっくりこない…。

麺もスープもおいしいラーメンに、見よう見まねで
チャーシューっぽく見える生ハムを載せたような、そんな感じ。
生ハムを横に避けて食べればすごくおいしいラーメンなのに。

もし、ラーメンと生ハムは意外と合うぞ、と言うのなら本当にスマン。
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